地震による激しい揺れから、人や建物を守る。それが「免震」です。柱や壁を多くして建物の強度を高めることで激しい揺れに耐えようとする「耐震」では、仮に建物自身の被害はなくても、中の家具や機器などは大きく揺れるため、建物内部に多くの被害を出すことがあります。これに対し、強い揺れをゆっくりとした穏やかな揺れに変える「免震」では、建物は静かに揺れるため、建物自身はもちろん建物内部の被害を食い止めることができます。
オフィスを例にあげると、パソコンが損傷したり、重要書類を取り出せなくなるなど、業務に支障が出るおそれがあります。このような事態を回避することも重要な地震対策のひとつなのです。
建物内部イメージ
一般的な建物
免震建物
1985年、奥村組は日本で初めての実用免震ビル「技術研究所管理棟」を設計・施工しました。以来、さまざまな先端技術を開発するとともに、病院やマンション・公共施設など全国各地の建物や機器への免震実績を伸ばしています。 「免震」のパイオニアとして、これからもより優れた安全性能で、より広く社会の安心を支えるために、さらに新しい取り組みを続けていきます。
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