博物館や美術館では、地震の際にその建物自体にほとんど被害がなかったとしても、展示ケースや内部の貴重な美術品・工芸品などの文化財が倒れたりすることで損傷してしまうことがあります。そこで文化財を展示するケースや台は免震装置を組み込み、貴重な品を地震の被害から守る「免震台」を開発しました。奈良国立博物館の展示ケースをはじめ、多くの場所で採用されています。また、重要なデータを守るため、コンピューター・サーバーラックにも適用できます。
「免震台」は、次のような場合での適用が有効です
博物館・美術館などの展示物
寺院などの仏像の安置
薬品など研究機関の
貴重な試料の保管庫
危険物の保管庫
重心位置が高く、不安定な物の設置(例えば灯台のレンズ)
コンピューター・
サーバーラック
貴重な美術品やサーバーなどを地震から守ります。
「免震台」は、装置が支える重さにかかわらず免震効果を発揮する金属製ローラーを組み込んでいるため、大小さまざまな形や重さに対応できます。免震台のサイズは、小さいもので平面寸法40cm×40cm程度、大きいものは、壁付型展示ケース(複数の装置を連結し一体化)のような幅30m以上の適用実績があり、さらに大きなものも可能です。