免震レトロフィット(免震改修)

建物を使用したまま免震改修が可能

「免震レトロフィット」では、建物の外観・内部空間をほとんど変えることなく、それまでの使用性をそのまま維持できることと、建物を使用しながらの免震改修が可能であるというメリットがあります。そのため、建物の形状を変えたくない歴史的建造物や、博物館・美術館といった貴重品を収納している文化施設などの保存・保護に適しているといえます。また防災拠点および、継続使用を求められる庁舎や病院などの改修にもおすすめです。

基礎免震
基礎免震
既存建物
既存建物
中間階免震
中間階免震
免震君

既存の建物をそのまま免震化できます。

免震レトロフィットの流れ~中間階免震タイプの場合~

改修前
改修前
上部を仮支柱で支え、柱部分撤去
上部を仮支柱で支え、
柱を部分撤去
柱撤去部分に免震装置を設置
柱撤去部分に免震装置を設置

「免震レトロフィット」には、免震装置を組み込む位置によって「基礎免震」と「中間階免震」の2つのタイプがあります。「基礎免震」では、建物の基礎部分に免震装置を挿入し、建物全体を「免震建物」にします。一方「中間階免震」では、建物の特定の層に免震装置を挿入し、この層から上部を「免震建物」にします。

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「免震レトロフィット」の工期は、建物規模、免震化の位置などの諸条件によって異なります。
しかし、改修工事は基本的に免震装置を設置する階だけに行うので、耐震補強に比べると、一般的に工期は短くなります。

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